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D.O.Aがつくる高性能住宅 Ua値(断熱性能)はいくつが正解?

2024.08.26

注文住宅を建てるならできるだけ時代遅れの家づくりはしたくない。何にこだわるかは別としても、家を建てようとしている方なら、誰もが思うことではないでしょうか。

中でも、最近は異常気象も相まって断熱性能にこだわる方が増えている印象です。

そこで、今回は高性能住宅を検討している方なら聞いたことのある『Ua値』という性能値の指標にフォーカスします。

創業当初より高性能住宅をつくり続けているDOAの考えをお伝えします。

 

低エネルギーで快適に暮らせる家か

時代遅れな家にはしたくないと考えた時、「その家は低エネルギーで快適に暮らせるグレードの家かどうか」は非常に重要です。

燃料費が高騰している昨今、今後燃料費が安くなることはほぼ望めません。

今後の家づくりでは、いかに低エネルギーで快適に暮らせる家をつくるか。そこがゴールと考えています。

 

住宅ローンは設定した未来に終わりますが、光熱費は一生の付き合いです。

太陽光を設置して電気の自家消費を上げることも光熱費削減のいい方法の一つですが、

その前にまず排出するCO2を減らしてこそ低エネルギー住宅ではないかと、私たちは考えています。

 

あなたの快適温度は何度? 

冬と夏とで、人は温度の感じ方が違います。気づいていましたか?

 

冬は20℃±2℃、夏は28℃±2℃が快適と思える温度と言われているのでそこを基準にして話をすすめます。

夏は、20℃まで気温が下がると、さすがに半袖では寒く感じます。

冬は、28℃まで上がると、異常気象だとニュースになるほど、暖かく感じます。

 

住まいでも、季節に合った温度をできるだけ低エネルギーで保てば快適と感じます。

 

建築的手法だけで快適温度にどこまで近づけられるか

では、どうすれば低エネルギーの住宅がつくれるのでしょうか。

 

建築的手法で自然エネルギーを利用することをパッシブ、機械の力を利用することをアクティブといいますが、D.O.Aでは両方をつかって家づくりをしています。

パッシブ+断熱だけでは難しい部分を、機械で補うやり方です。

 

具体例を挙げてみます。

冬は、窓から太陽の日射をたくさん入れると昼間はあたたかくて暖房費を抑えられますが、夏はそれでは困りますよね。

日差しが沢山入り暑くなるだけでなく、断熱を強化している住宅は熱を逃がしにくいので温まってしまいます。

 

D.O.Aはそこを建築的手法でカバーしているのです。

 

建築的手法って具体的にはどんな事?

高性能住宅を作るうえでの大前提として、庇や窓の配置を吟味することは、とても大事です。

夏冬の太陽高度から夏は直射を遮り、冬はあたたかな日射を取り込める庇の出を割り出します。

また、地域に吹く卓越風を取り込める場所と、高低差を利用した温度差換気ができる位置に窓を配し、風を取り込みます。有効な位置に天窓を付けるなどやり方は様々です。

 

そして敷地の条件を生かすこともとても大事です。

そういった建築的手法で叶わない部分は、機械(暖冷房)で補います。

すべて機械頼みでも家は成立しますが、ランニングコストがかかりすぎます。

 

機械はいずれ壊れますが、断熱や建築的手法は壊れません。

 

断熱材をどれほど使っているのか、どんな窓を使っているか、なぜそれを選んでいるのかは熱くなりすぎてしまうのでここでは割愛します。

是非D.O.Aに来て、ご質問してくださいね。

 

断熱材や窓だけではなく気密も大事

建物の性能を高めるには気密性能も重要です。

 

いい断熱材、いい窓、いい換気設備をつかっても気密性能が中途半端だと逆に家の健康を害することになります。

 

気密をキープするための技術を怠ると内部結露が発生したり、予定外の所から空気の出入りがあることで適正な換気コントロールができません。どこかにひずみが生まれ不快な暑さ寒さを感じるだけではなく、アレルギー症状なども引き起こします。

 

気密性を高めるには技術が重要

いい断熱材・いい窓・いい換気設備を使うだけでは高性能住宅は作れません。実現するのは腕のいい職人が不可欠です。つまり精度の高い施工技術が必要です。

 

D.O.Aでは専属の大工さんにどの物件も差異が出ない様、均一な施工精度で家づくりを依頼しています。

先日も気密測定を行い、C値0.1を出しました。

この数値をわかりやすく例えると、30坪の家で考えると切手2枚分の隙間しかないことになります。

 

逆に言うとC値0.1ではない家は、どれほどの隙間が家にあるのか。そう考えただけでちょっと損した気分になりませんか?

 

Ua値を高めるだけでは『快適』は手にはいらない

断熱性能の指標になるのが「Ua値」です。「Ua値はいくつか」とこだわる人もいます。

 

しかし、ただUa値(断熱性能)を高めても“快適だ”と感じなくては意味がありませんよね。では快適を感じる要素とはなんでしょう。

 

それは温度、湿度、風速と言われています。

 

 

温度は断熱気密を強化すればある程度叶います。

湿度、風速は個人差がありますが、かなり快・不快が出ます。

 

冬場の住宅室内は乾燥します、外の乾燥した空気をさらにエアコンなどで暖めると、室内の湿度は下がってきます。

D.O.Aでは換気設備の方で湿度もある程度交換することができる全熱型一種換気扇を推奨しています。

 

次に風速。自然の風なら心地よいかもしれませんが、壁掛けエアコンから出てくる温風冷風に直接当たることを嫌がる方は多いです。

また温度差があると空気は移動しますので風速が発生します。わかりやすいところでは、各部屋に温度差があれば風速は発生しているのです。

 

そこを解消しているのがD.O.Aオリジナルの冷暖房システムDECASです。DECASはダクトで各部屋を配管しそこに暖冷房の空気を送り込んでいます。風速を感じにくいので快適です。

詳しくはHPのDECASのご説明をご覧いただくか、家づくりの相談をしにいらしてくださいね。

 

D.O.AのUa値(断熱性能)は?

 

様々な建築的工夫、高い施工技術での施工、厳選した材料を使い作り上げるD.O.Aの家。快適に暮らせるボーダーラインはUa値0.27以上という社内基準で作っています。プランによっては、Ua値0.23などHEAT20 G3クラスの物件も数多くあり、設計段階で性能値もご説明しています。

2022年に断熱等級に7が加わり、日本でもようやく断熱への注目がされ始めました。

家を建てるなら時代遅れの物は作りたくない。それをUa値(断熱性能)というフィルターをかけてみるならば、20年後の世界を想像しながら家づくりをすれば答えは自ずと見えてくるかもしれませんね。

 

家づくりのご相談や、D.O.Aの住まいをもっと知りたい方は是非お問い合わせください。