オーナー様の声OWNER'S VOICE

子どもたちと共に成長する家。

VOICE06

S様邸竣工H18.9

子どもたちと共に成長する家。

大きな吹き抜けによって1階と2階につながりを感じる。 どの場所にいても子どもたちの声が聞こえ、にぎやかで安心感のある住まい。


歳月とともにじっくりと味わいを増していく板張りの外観。

Sさん邸は郡山市備前舘の道路沿いに一際目立つ板張りの家。新築から4年の歳月が経ち、その風合いは次第に落ち着いた印象を増しています。

「10年、20年と年を重ねるごとに味わいが出る外壁にしてみませんか?」それまで白壁やガルバリウムが主流だったD.O.Aからの、新しい提案でした。

「最初は私もガルバリウムのスタイリッシュな雰囲気をイメージしていたので迷いましたが、時の経過と共に愛着が湧く家というのもかっこいいなと思い板張りを選びました」とご主人は言います。奥様もまた「この雰囲気は他にはないからとても気に入っています。これからが楽しみですね」と話してくださいました。

新築時は赤茶色一色だった外観。当時の色合いもよかったが、今のグレーがかったヴィンテージ感のある雰囲気もいい。


子どもの成長を考えて設けられた、
可変性のある2階フロア。

知人を介してD.O.Aを知ったご夫妻は、デザインと高気密・高断熱を先進的に取り入れていることに共感し家づくりを始めました。打ち合わせ時は、奥様は現在5歳になる娘さんを妊娠中だったとか。

「当時から子どもは3人は欲しいと思っていたので、家族が増えても住み心地の良い家にしてほしい、とお願いしたことを覚えています」と奥様。当初はスキップフロアに憧れていたため強く望みましたが、担当の渡辺さんは「生まれてくる子どもたちが男の子と女の子だった場合、将来それぞれに部屋がほしくなるので、2階をワンフロアと考えて大きく設けたほうがいい」と提案。

その意見に納得して作られた2階スペースは、何通りにも区切ることができる工夫がなされているため、ふたりの女の子とひとりの男の子、3人のお子さんがそれぞれ個室がほしいと希望しても十分対応できるのです。

新築時は廊下とつながるフリースペースだったが、現在は壁と扉を取りつけて部屋としての機能をもたせている。将来は子ども室になる予定。


その時々のライフスタイルに合わせてアレンジを重ねる。

完成する前から、将来子どもが大きくなった時のことを考えていたSさん。マイホームに対しての考え方も実に柔軟です。新築から2年後には、「子どもが部屋から出た外空間でものびのびと遊べるように」とウッドデッキを新調。その後、デッキ上部に可動式の庇(ひさし)も設けました。

また、階段に転倒防止柵を取り付けたり、部屋の雰囲気に合わせた本棚をオーダーしたり…。そして玄関先でも遊べるようにと、道路側に門扉を設置しました。

「建てて満足するのではなく、その時その時の暮らし方に合わせてリメイクすることで、私たち夫婦にとっても子どもたちにとっても居心地のよい住まいであり続けられればそれが理想です」と奥様。

そんなご夫婦の願い通り、室内や外空間で元気いっぱいに遊ぶ子ども達。3人のお子様の成長を第一に考える、Sさんご夫妻らしい素敵な住まいです。

「家のどの場所でも遊べるように」とご夫婦が考えた2階空間。奥は勾配天井を利用して作られた家族の共有スペース。



担当者からひとこと

板張りの外観を初めて取り入れさせてもらったり、こだわりのガレージを作らせてもらったSさん邸は、私にとっても思い入れの強いお宅です。打合せ時に木を感じる室内を希望されていたので、内部にも外部にも採用しました。板張りの外観は、太陽光や雨などの自然条件の中で風合いが変化していきます。また、お子様の成長と共に、家の楽しみ方も変化していきますが、その空間づくりのお手伝いができ、嬉しく思います。

一級建築士 渡辺 高司